42歳下柳が持ち味発揮 監督、コーチも一安心

[ 2011年4月6日 17:58 ]

 コーナーを丁寧に突いて緩急を使う。阪神の下柳が、巨人との練習試合でその持ち味を十分に発揮。5安打を許し、毎回のように走者を背負いながら、粘りの投球で5回を1点に抑えた。

 「まだまだ。修正点がある」と本人は言葉少なに話す。3月30日の中日との練習試合では制球が甘く5回を投げて4失点だった。だがこの日は前回登板からきっちり修正。ボール球や厳しいコースの球を振らせて、試合をつくった。

 ベテランらしい円熟の内容を真弓監督は「粘りのピッチングが出始めたかな」と評価。久保投手コーチは「球の切れもあった。順調だと思う」と笑顔を浮かべた。

 5月に43歳になる左腕には、ローテーションの一角としての期待がかかる。新人榎田ら若手の先発候補が台頭するなか、こちらも着実に開幕へ照準を合わせている。

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2011年4月6日のニュース