西岡「叱られ役」に…守備練習中に徹底指導

[ 2011年2月27日 06:00 ]

<ツインズ・キャンプ>特別コーチで元ツインズ監督のトム・ケリー氏(背中)から指導を受けた西岡

 ツインズ・西岡がキャンプ3日目で早くも「叱られ役」となった。約1時間半の全体守備練習。「ターイム」と太く、よく通る声が5回もフィールド全体に響いた。声の主は87、91年と2度のワールドシリーズ制覇に導いた前監督のトム・ケリー特別コーチ。西岡に歩み寄り、この瞬間全ての練習は完全にストップ。足運びや連係など、事細かに注文をつけた。

 「悪意があってニシだけ集中的に叱ったんじゃない。彼が重要(な選手)だと信じているからだ。俺も若い頃、朝から叱られながら指導された」。そう笑うのは06年MVPの一塁手モーノー。堅守の伝統の創始者に、認められた裏返しというわけだ。西岡も「接戦では守備が一番大切だし、守りのチームをつくりたいというのが分かる。自分も一緒に成長したい」とチームの方向性を感じ取った様子。練習後にはケリー・コーチも「ニシは素早く、エネルギーに満ちている。チームの一員としてやっていける」と表情を崩した。

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2011年2月27日のニュース