努力実って８打席目の一発　中田「求めていた当たりだった」

７回、本塁打を放ちベンチで迎えられる日本ハム・中田

オープン戦 日本ハム２―１楽天

（2月27日 名護）
　日本ハムの中田がオープン戦８打席目で右中間への本塁打。外角高めに浮いた甘い球を見逃さなかった中田は、理想として掲げてきた中堅から右方向への打球に「自分が求めていた当たりだった」と満足のいく内容にうなずいた。

　７回から登板した左腕の佐竹が投じた初球をとらえた。コースに逆らわず、流して打った打球は芝生席まで高々と放物線を描いた。

　現在の体重は９０キロで、キャンプイン時から比べると４キロ減ったという。だが、それでもパワーは衰えない。この１カ月間、取り組んできた右脇を締めるフォーム改造が生きている証しだ。毎日のように夜間練習で「フォームの確認」をし続けた努力が実った一発だった。