松井 オープン戦初戦は古巣・エンゼルス戦

[ 2011年2月27日 06:00 ]

<アスレチックス・キャンプ>フリー打撃で快音を響かせる松井秀喜

 アスレチックス・松井秀喜外野手(36)のオープン戦初出場が、2戦目となる28日(3月1日)の古巣エンゼルス戦となることが決定的となった。ゲレン監督が25日、「少しの間、(主力選手は)1日おきにプレーさせたい。26日の紅白戦の後は、月曜日(28日)に出場させるつもり」と話した。

 運命のいたずらか。松井は、2年連続でエ軍の本拠地テンピで自身のオープン戦開幕を迎えることになった。昨季エ軍で打率・274、21本塁打、84打点。まずまずの成績を残したが、契約延長は実現しなかった。当日は1、2打席立つ予定で、同地区のライバルとなった元同僚らを「見返す」機会ともなる。

 キャンプ開始から5日目。松井の調子は緩やかな上昇カーブを描いている。紅白戦出場を免除された25日のフリー打撃では31スイング。柵越えは1本に終わったが、鋭い打球を右翼方向へ連発した。直後には打撃ケージに入り37球の打ち込み。「(打ち込みの)本数が少ない中でも、今の自分の一番いい打撃を一球、一球繰り返していく」と、地道にフォームを固めている。

 エ軍には巨人時代の後輩、高橋が所属。オープン戦での再会を楽しみにしている。「チームのプランに従ってやるだけです」。オープン戦で必要な打席数として50~60打席を掲げた松井。オープン戦で60打席以上立つとなれば07年以来で、膝の不安が払拭された今年はそれだけ体調に自信を持っている。

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