レオ3年目・浅村“成長弾”片岡の代役アピール

[ 2011年2月27日 06:00 ]

<ヤ・西>7回2死一、三塁で西武・浅村が、左翼に勝ち越し適時二塁打を放つ 

オープン戦 西武6―3ヤクルト

(2月26日 浦添)
 腕をうまく畳んで放った打球は左翼席まで飛んだ。西武・浅村が3年目の成長をオープン戦初戦で見せた。6回の第3打席に村中の内角高め直球に反応。チームの今季1号に、表情は緩んだ。

 「あのコースは(キャンプで)結構練習してきたので、自然に反応しました。来た球を思い切りつぶしていく感覚です」

 昨年は1軍でプロ初本塁打を放つなど30試合の経験を積んだ。オフは中島とともに自主トレを行い、技術を見て学んだ。「中島さんの言っていることは天才過ぎて自分にはまねできないですけどね」と話すが、フルスイングするスタイルは酷似してきた。課題の内角球をさばくことに意識を置き、キャンプではアーリーワーク(早出練習)、夜間練習でバットを振り込んだ。「重心を低くして目線のブレをなくすことを考えています」。7回も初球の内角球を強振して、詰まりながらも左翼線へ決勝二塁打してその成果を出した。

 キャンプ中に片岡が右足甲を痛めてから実戦は「1番・二塁」で出場を続ける。渡辺監督は「もともと思い切りはいいんだけど、確実性が出てきた。(片岡が)最悪開幕に間に合わない状況も考えないといけない」と代役候補のアピールに目を細めた。「走攻守全面でアピールしていけたら」と浅村。中島譲りのフルスイングで、出場機会を貪欲に狙っていく。 

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2011年2月27日のニュース