横浜マジでやってます…尾花監督「勝ちにこだわる」

[ 2011年2月27日 06:00 ]

<横・巨>プレ開幕戦の巨人に快勝、選手を出迎える横浜・尾花監督(中央)

オープン戦 横浜4―1巨人

(2月26日 那覇)
 試合終了と同時に「ナイスゲームや!」と声を張り上げた尾花監督が声高に切り出した。「最高のゲーム。ジャイアンツは調整かもしれないが、われわれは勝ちにこだわっているからね」。昨年は9試合かかったオープン戦初白星が、今年は初戦で手に入った。チームが目指す野球で勝ったことが指揮官は痛快だった。

 昨季チーム59盗塁はリーグ5位、長打率・379と出塁率・313はリーグ最下位。今キャンプでは次の塁を奪う意識を徹底してきた。4回1死で左前打の松本は、左翼・高橋がファンブルするとすかさず二塁を陥れた。5回の森本も高橋がもたつくのを見て一気に二塁を奪った。「ああいうところをみんなが見ている」と指揮官。相手の小さな隙を突く姿勢はチームに浸透し始めている。

 前夜は主将の村田がナインを集めて「9回スリーアウトまで全力でプレーしよう」と声をかけた。言葉通り、自身も3回につなぐ打撃で勝ち越し左前打。そして全力疾走でチームを盛り上げた。

 3・25開幕カードの相手、巨人に快勝して「2011年の横浜の戦い方を見せることができた」とハイテンションの森本。今年の横浜はひと味違う。

 ▼横浜・松本(巨人の左翼手は高橋由だったが、公式戦をイメージし)ラミレスだと思って、ちょっとファンブルしたので思い切って走りました。

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2011年2月27日のニュース