秋山監督“ナニコレ珍トレ”今度は「速読」

[ 2010年11月7日 06:00 ]

非公開でのトレーニングを終え室内練習場を後にする田上(左)と山崎

 ソフトバンクは宮崎の秋季キャンプ練習メニューに「速読」を導入。秋山監督の発案で行われた。通常、縦書きの本なら上から下へ目を動かすが、速読は右から左へ読むことで対象物をとらえる視野が広がり、脳は速く多くの情報を得られる。この独特の情報処理法を打撃に活用しようという試みだ。

 講師を招いたトレーニングは1時間半、室内練習場の入り口に「関係者以外立ち入り禁止」のプレートが掲げられた非公開で行われた。「何でも興味を持たないとね」という指揮官の狙い通り、その後、フリー打撃に取り組んだ選手は「視界が明るくなった気がする」と効果を口にした。5日からは体幹、俊敏性の向上を目的にエアロビクスを導入。秋山式異業種トレで、リーグ連覇と悲願のCS突破の基礎をつくる。

 ★速読 文章を文字単位ではなく、ブロックごとに視野に入れることで、速く正確に読解する方法。日本では80年代に韓国から「キム式速読術」が入ってきたのを契機に広まった。

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2010年11月7日のニュース