ロッテ価値ある引き分け…投手陣の踏んばりに賛辞

[ 2010年11月7日 00:40 ]

 【ロッテ2-2中日】6時間近い熱戦を終え、ハイタッチでナインを迎えた。ロッテの西村監督がベンチ裏に姿を見せたときには、日付が変わっていた。疲労感を漂わせながらも「(よく)負けなかったということ」。

 1―2の八回にサブローの適時打で同点に。「あそこの1点がすごく大きかった」と指揮官も言うように、中日の浅尾からもぎ取った。ただ、そこから攻撃ではミスが続いた。延長十、十一回は先頭を出しながら、ともにバント失敗で併殺に。十一回は4番のサブローにバントを命じてのものだった。「ミスをしたことは反省しないといけない」と西村監督は厳しい口調で言った。

 一方で、投手陣の粘りには「よく踏ん張ってくれた」と賛辞を送った。救援陣は強力な中日投手陣にひけを取らない。十一回には2死満塁で6番手で小野が登板。四球すら出せない状況で、荒木を一直に抑えた。「気持ちしかなかった」と右腕は大きく息をついた。
 相手先発がチェンとあって、価値ある引き分け。指揮官は「シーズンも最後。頑張ってほしい」。総力戦で日本一をつかみにいく。

続きを表示

2010年11月7日のニュース