白崎完封!駒大、6季ぶり1部復帰へ王手!

[ 2010年11月7日 06:00 ]

後輩たちをスタンドで見守る石毛氏(前列)、大矢氏、太田氏、中畑氏((中列右から)ら駒大野球部OBら

 東都大学野球の入れ替え戦は6日、神宮球場で行われ、2部優勝の駒大が、投打がかみ合って6季ぶりの1部復帰へ王手をかけた。白崎勇気投手(3年)が4安打完封勝利。打っては、上村新捕手(4年)の先制ソロなど8安打で4点を奪った。今春15年ぶりに1部復帰を果たした国士舘大だったが投打ともに元気なく、2部降格へ後がなくなった。

 【駒大4―0国士舘大】優勝26度の名門が1部復帰へあと1勝とした。先発右腕、白崎勇が最速145キロの直球にフォークなどで国士舘大を4安打完封。女房役の4年生、上村新が3回の左越え先制ソロを含む3打数2安打2打点と応えた。08年春、中大との入れ替え戦で先勝しながら2回戦で無安打無得点を食らって、そのまま連敗で2部に降格している。小椋監督は「とにかくあした。4年生がどれだけ力を出すかです」と笑顔はなかった。

 ≪OBもエール≫駒大側スタンドでは監督の太田誠氏、前横浜監督の大矢明彦氏、現野球部OB会長の中畑清氏(スポニチ本紙評論家)、日本ハム・武田久らOBが心配そうに見守った。中畑氏は「きょうはいい戦いができた。1部復帰は関係者みんなが待ちに待っているわけですから。周囲の人に“駒大はどうしたの?”と聞かれるのはつらい。あす決めてもらいたい」とエールを送った。

 ▼国士舘大・永田監督 白崎君が良かった。低めの球に手を出すなと言ったが、フォークですかね?駒大は組織の野球ができている。切り替えて踏ん張らないと。

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2010年11月7日のニュース