レンテリア 予告決勝弾で涙のMVP

[ 2010年11月3日 06:00 ]

レンジャーズ戦の7回、決勝の3ランを放ったジャイアンツのレンテリア

 【ジャイアンツ3―1レンジャーズ】8番打者が世界一を決めた。0―0の7回。連打と犠打で2死二、三塁とし、レンテリアが左中間へシリーズ2号3ラン。今季限りでの引退も視野に入れている35歳は「何度もケガをしながら、辛抱してチャンスを与えてくれた球団に感謝している。本当に信じられないよ」と涙ぐんだ。97年のマーリンズ時代に、ワールドシリーズ第7戦で放ったサヨナラ打に続く世界一を決める快打。打率・412、6打点でMVPにも選ばれた。

 過去球宴5度出場の遊撃手も近年は衰えが顕著で、今季は右太腿肉離れなどで3度も故障者リスト入り。ポストシーズンもリーグ優勝決定シリーズ第2戦まで出番はなかった。しかし最後は「一発打ってくるぜ!」とナインに予告しての決勝弾。2チームで世界一を決める殊勲打を放ったのは、史上4人目の快挙となった。

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2010年11月3日のニュース