T-山田「知らない」けど“池山の再来”期待

[ 2010年11月3日 06:00 ]

ヤクルト1位指名を受けた履正社・山田は、小川監督からのメッセージを手に笑顔

 【ヤクルト1位指名】高校生No・1野手の山田(履正社)が大阪府豊中市の同校で渡辺編成部部長、松田スカウトから指名あいさつを受けた。

 渡辺編成部部長は高校通算31本のパンチ力と高い守備力を併せ持つ山田に「近い将来、遊撃のレギュラーを獲って長く活躍してほしい。池山の話をしました」。遊撃手として88~92年に5年連続30本塁打をマーク、来季は2軍打撃コーチ就任予定の池山隆寛氏の再来を期待した。

 もっとも92年生まれの山田は池山について「知らないんです…」とポツリ。それでも、プロのトップレベルで140~150キロというスイングスピードは最高154キロを計測したこともあるだけに、池山2世となる可能性は十分。「期待を裏切らないように死ぬ気で頑張りたい」と意気込んだ。10月28日のドラフト会議で引いた当たりクジに書かれた「目指せ 神宮の星 期待しています」との小川監督の直筆メッセージを受け取ると、山田は「宝物にします。走攻守を生かし、日本代表になれるように頑張ります」と笑顔を見せた。

 ≪小川監督 高校生ルーキーはじっくり育成≫ヤクルトの小川監督が石川、館山、相川、福地とともに北海道・札幌市で行われた本社イベントのヤクルト国際大会に出席した。イベント後、ドラフト1位指名の山田について「大型内野手としてヤクルトを背負って立つ選手になってほしい」とエールを送った。また同3位・西田、同4位・又野を含めた高校生ルーキーについて「まずは1年間フルにプレーできる体力づくりが先決」とじっくり育てる方針を強調した。

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2010年11月3日のニュース