強がってはみたが…落合監督　鬼門で打つ手なし

　【中日１―７ロッテ】鬼門の天敵に手も足も出なかった。勝利の余韻にひたるロッテファンの歓声をＢＧＭに、中日ナインは足早に千葉マリンを後にした。

　落合監督就任後、これで１５戦４勝１１敗。苦手中の苦手の敵地で、マウンドには顔も見たくないサブマリンが上がった。千葉で渡辺俊には過去０勝４敗。忌まわしいデータ通り、第２戦で大量１２点を奪った打線が散発５安打１得点。右腕に５つ目の白星を献上した。

　「渡辺俊？特別、誰が出てきても野球にならないわけじゃない」

　落合監督はそう話したが、緩急自在の投球に頼みの上位打線が苦しめられた。３番の森野が２安打した以外、１番から６番は無安打。特に第１、２戦では計８打数５安打４打点と大暴れした和田が、１併殺を含む４打数無安打と完全に封じ込められたのが痛かった。