斎藤 5回3失点も「ラッキー」31勝目

[ 2010年10月17日 06:00 ]

<立大・早大>1回2死一、二塁、加藤を一ゴロに打ち取る早大先発・斎藤

 東京六大学野球リーグ第6週第1日は16日、神宮球場で1回戦2試合が行われた。第2試合では、首位の早大が今ドラフトの目玉、斎藤佑樹投手(4年)と大石達也投手(4年)の継投で立大に7―3と勝利した。斎藤は5回3失点で降板も、リーグ通算31勝目(14敗)をマークした。17日は2回戦2試合が行われる。

【日程と結果


 苦しんだ。5回9安打3失点。それでも斎藤に、元巨人監督の藤田(慶大)らに並ぶ31勝目が転がり込んできた。「三振を取りに行った球を打たれたり力みもあった。でも勝てた。心身とも充実しています」。同点の5回、3番田中宗から4連続短打を浴びた。ところが盗塁死、けん制死などで無失点。運も味方した。「ラッキーでした」と喜ぶ主将を直後の6回、打線が3点を奪って援護した。勝ち運を持つエースに、28日のドラフトで1位指名を公言するロッテ・鈴木スカウト顧問も「ケガなく投げてきた。それがすべて。今の斎藤に注文はない」と信頼の高さを示した。

 6回から登板した大石も4回無失点の好救援。ともにドラフト1位候補として運命の日を待つ身だが、今は4季ぶり優勝へ向け集中している。斎藤も「勝ち続けて(春の優勝争いで敗れた)慶応にリベンジしたい」と力を込めた。

 ▼立大・大塚監督 きょうは今の立大を象徴するような打撃だった。チグハグだし、怖がって野球をやっているのが見受けられる。

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2010年10月17日のニュース