遅すぎた反撃…第5戦に期待の秋山監督

[ 2010年10月17日 19:48 ]

 【ソフトバンク2-4ロッテ】4点を追う九回に反撃開始ではあまりにも遅すぎる。ソフトバンク打線は緩急を生かした渡辺俊の前に八回まで1~4番が無安打と振るわない。秋山監督は「最後の盛り上がりが、明日最初から出るのが一番」と期待を口にするしかなかった。

 一回は四球で出塁した本多がけん制に誘い出されてアウト。二回2死一、二塁も生かせない。2番から始まった六回は簡単に4球で2死となり、続く小久保も100キロにタイミングを狂わされて二飛。内野上空へ打ち上げた打球を見上げ、主将はバットを投げ捨てた。
 光明は16イニングぶりに得点した九回。本多から3連打で渡辺俊を降板させ、最後は2死満塁と小林宏を攻めた。小久保も「このクライマックス(シリーズ)で初めてのつながりだった」と復調を感じ取った様子だ。
 第3戦の後に「あと一つ勝つのが大変」と話した秋山監督の言葉を裏付けたような敗戦だが、残り2戦のどちらかで勝つか引き分ければいいという優位は変わらない。小久保は「明日決めたい。打線で(勝つ)という思いは変わっていない」と誓った。

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2010年10月17日のニュース