ジャイアンツ伏兵2発!「プレーオフはTVで見る」はずが…

[ 2010年10月17日 14:42 ]

フィリーズ戦の3回、本塁打を放つジャイアンツのロス

 【ジャイアンツ4―3フィリーズ】ジャイアンツはプレーオフ絶好調の8番ロスが2本塁打でチームを勢いづけ、敵地での第1戦をものにした。

 前回登板で無安打無得点を達成したフィリーズ先発のハラデーに対し一人の走者も出せず、3回1死で最初の打席が回ってきた。「相手はともかく、常に自信を失わずに打席へ向かい、四球でもなんでもいいから、攻撃の口火を切りたいと思っている」。姿勢は謙虚だがスイングは思い切りがいい。内角低めの難しい球を振り切ると、打球は左翼席へ吸い込まれた。同点の5回には2ボールから外寄りの速球を再びレフトスタンドへたたき込んだ。

 地区シリーズ第4戦でも、ブレーブスの好投手ローから6回にチーム初ヒットとなる同点アーチを放つと、7回には勝ち越し打。その流れを今シリーズに持ち込んだ。

 8月末にマーリンズから移籍。レギュラーに定着できず、2003年のメジャーデビューからこれが5球団目となる29歳は「プレーオフはテレビで見るつもりだった。それが急に夢がかない、今はすべての瞬間を大事にしている」と大舞台でプレーする喜びをかみしめた。(共同)

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2010年10月17日のニュース