落合監督“初”の暴言退場実らず痛い黒星

[ 2010年9月19日 06:00 ]

<ヤ・中>5回2死二、三塁、落合監督(左)は畠山の右線三塁打の判定に抗議し一塁線審・石山(右)に退場を言い渡された後に逆に怒り退場と指差す

 【中日1―6ヤクルト】ここ1カ月で2度目の退場。中日・落合監督の勝利への執念も実らなかった。5回2死二、三塁。畠山の右翼線付近への打球に藤井がダイビングキャッチを試みたが捕球できず、結果は三塁打に。2点の勝ち越しを許したが、直後にベンチを飛び出した指揮官は「ファウルだろう!」と猛抗議を始めた。その際に暴言があったとして、8月24日の巨人戦(東京ドーム)以来今季2度目の退場劇。監督通算では5度目だが過去4度はいずれも遅延行為で、暴言では初だ。

 デーゲームで阪神が勝っていただけに、よけいに負けられなかった試合。これまで5勝負けなしだった45歳の山本昌も5回1/3を4失点で今季初黒星を喫し「何もありません…」。神宮では今季1勝6敗で、対ヤクルト戦の負け越しも決定。阪神に1・5差に迫られ、落合監督の退場後に指揮を執った森ヘッドコーチは「審判が(フェアだと)言うんだから、しようがない」とぶ然としていた。

 ▼石山一塁塁審 藤井が触ったところはライン上だったと説明した。(落合監督が)見解を聞かせてくれ、と言った後に暴言があった。

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2010年9月19日のニュース