“暴れ馬”中田賢、価値ある7勝目

[ 2010年9月19日 22:34 ]

 【中日6―2ヤクルト】中日の中田賢が価値ある7勝目を挙げた。制球を度外視して球威で押す投球スタイルから“暴れ馬”と呼ばれてきた右腕だが、この日は8回6安打1四球、失点は青木の2ランだけで「ホームランは打たれたが、8回を投げ切れてよかった」と胸を張った。

 6回2失点だった12日の横浜戦よりも「ストレートはだいぶ良かった」という。得意の直球を軸に、左翼席に陣取る中日ファンの声援を得ながらアウトを重ねた。七回まで無四球とリズムのいい投球は打線の援護を呼んだ。三回に和田のソロで先制点をもらうと、五回に3点、七回にも2点と効率よく点が入った。落合監督も「中田だよ、中田」と右腕の好投に目を細めた。
 2位阪神とのゲーム差を再び2・5に戻し、残り試合は7。20日に勝てばクライマックスシリーズ進出が確定する。前夜、落合監督が退場処分を受け、9月に入って初めての連敗を喫した中日。嫌な流れを断ち切った中田賢は「いまは勝つことが大事」と、ペナントレース大詰めでの勝利の味をかみしめた。

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2010年9月19日のニュース