今村　ホロ苦デビュー戦…２回５失点

プロ入り初登板、初先発で１回に満塁本塁打を浴びた広島・今村

　【広島５―１４ヤクルト】大きな期待を背負ってドラフト１位で入団した今村にはつらいデビュー戦となった。一回に満塁本塁打を浴びるなど、２回を４安打５失点。直球は１３０キロ半ばだったが、スライダーには光るものもあった。力を発揮できなかったというよりは、味方に足を引っ張られたプロ初マウンドだった。

　一回１死で田中の打ち取った打球を追った東出の目に西日が入って右前打となり、さらにはヒューバーが落球。四球を挟んでまさかの満塁アーチにつながり、マウンド上で顔をこわばらせた。
　昨春の選抜大会で長崎・清峰高を初優勝に導いた右腕。球団に託した「次があればやり返したい」というコメントに、１９歳の反骨心がうかがえた。