阪神 5本塁打で4連勝!どこからでも点を奪える

[ 2010年8月18日 21:00 ]

2回、先制2ランを放ち久慈コーチ(左)とタッチを交わす阪神・ブラゼル

 【阪神11-2横浜】阪神が5本塁打の攻勢で大勝し、4連勝。

 2―1と1点差に追い上げられた直後の4回。1死走者なしで6番の城島は中飛に倒れたが、12球を投げさせた。ずっとタイミングを取りながらその打席を見詰めていた7番の林威助が打席に向かう。

 簡単に2球で2ストライクに追い込まれた。それでも慌てない。「城さんが前で粘ってくれて、後ろでしっかりタイミングを取れていた」。1ボール後の4球目、甘く入ったフォークボールを完ぺきにとらえると、右翼席にたたき込んだ。5回にも2打席連続となる3ランを放った。

 打線に火を付けたのは主砲のブラゼルだった。2回に先制の2ラン。一挙6点を奪った5回も3番・鳥谷の2試合連続となる13号ソロとブラゼルの電光掲示板を直撃する2ランが大きく効いた。

 だが、これら主軸だけでなく、どこからでも点を奪えるのが今の阪神の強みだ。前夜はルーキーの藤川俊が試合を決定付ける一発を放った。そして今季4度目の1試合5本塁打で快勝した今夜の原動力は林威助だった。

 決して不動のレギュラーとは言えない選手の働きが、優勝争いで首位を走る打線に厚みを持たせている。

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2010年8月18日のニュース