中継ぎ→先発→抑え あらゆる経験を楽しむ高橋

[ 2010年8月18日 15:02 ]

 メジャー初セーブを16日に挙げたメッツの高橋が抑え役を任されることになった。

 高橋は16日のアストロズ戦で3―1の9回に登板。わずか12球で三者凡退に仕留めた。暴行事件による右手負傷で今季絶望となった守護神ロドリゲスの代役について、マニエル監督は17日「体調に問題がない限り、これからはタカハシが試合を締めくくる」と話した。

 巨人時代に抑えの経験があるとはいえ、メジャー屈指のクローザーの代役は決して簡単ではない。それでも、高橋は「久しぶりに違った緊張感の中で投げられた。充実していたし楽しかった」と気負いはない。

 監督から直接通達されておらず、本人はあくまで中継ぎの1人という意識しかない。「他に助けてくれる人はいっぱいいる。自分にプレッシャーをかけないようにしたい」と笑顔を見せる。

 中継ぎから先発に回り、今度は抑えと、チーム事情で起用法がめまぐるしく変わる。それでも、35歳は「こっちでは実績もない。自分の置かれている立場を把握してプレーを続けていかないといけない」。あくまで新人選手として、すべての経験を楽しもうとしている。(共同)

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2010年8月18日のニュース