松井秀“桑田先輩”の前で意地の2安打

[ 2010年8月18日 12:35 ]

試合前に談笑する桑田真澄氏(左)とエンゼルス・松井秀

 【エンゼルス0―6レッドソックス】構えのどっしり感と、思い切りの良さが同調している。エンゼルスの松井秀は3打数2安打と好調の維持を示した。

 初球を強振した第1打席は、結果はファウルでもタイミングは合った。相手先発バックホルツは、過去に12打数5安打と相性がいい。3球目の内角球を再び振り抜いた。「甘い球に対してはちゃんとスイングできている。ちょっと詰まったけど」。芯を外れた鈍い音を残しながら、迷いのなさが打球に力を与え、二塁手の左を抜けた。

 8回には左腕から内寄りの球をさばいて右前打を放った。無得点の完敗を喫し、レッドソックスに対し8戦全敗となったチームにあって、2安打で意地を見せた。この日球場を訪れた桑田真澄氏は「2年ぶりに会ったけど、また大きくなった」と、後輩の成長に目を細める。「なかなか成績は上がらないけど、重要な1年。1試合、1打席にフォーカスしてほしい」とエールを送った。(共同)

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2010年8月18日のニュース