「鉄人」復帰を飾れず…阪神打線わずか5安打

[ 2010年7月16日 22:08 ]

 【阪神1―3ヤクルト】「鉄人」の復帰が勝ちにつながらなかった。阪神は金本が90日ぶりに守備に就いたものの、ここ10試合で9度2けた安打を放っていた打線が5安打。「しかし1点取って、それからやね。なかなか…」。指揮官の言葉にもどかしさがこもる。

 二回のちぐはぐさが象徴的だった。遊撃手の落球を含め、2失策に四球も絡んで無安打で1死一、三塁の好機を得た。そこから下柳のスクイズ失敗もあって無得点。三回には2死から連打でつないだ一、三塁で金本が捕邪飛。五回以降は安打すら出なかった。
 真弓監督は4打数無安打の金本について「守りの方はかなり投げられるようになってる。きょうは久しぶりということもあって力みがあった」とした。守備機会は四回に左飛をさばいた1度のみ。指揮官は「17日も先発か?」との問いに「そやね」とぽつり。定位置に金本を迎えたチームの真価が問われるのは今後のことになる。

続きを表示

2010年7月16日のニュース