総括しない松坂「意識させられるのはまだ先」

[ 2010年7月16日 11:05 ]

前半戦6勝3敗のレッドソックス・松坂

 レッドソックスの松坂は2007年にメジャーに来てから毎年、前半戦の総括をしない。「総括はシーズンが終わってから」という持論があるからだ。

 それでも、これから迎える勝負どころに向けた気持ちは誰よりも強い。「いろいろ意識させられるのは、まだ先」と話す視線は、地区優勝やプレーオフ進出に向け、一戦一戦の重みが変わる8、9月、そしてポストシーズンの10月を見据える。
 オールスター戦を挟む休日は「短いし、特に考えていない」と後半戦を迎える特別な意識はない。ここまで6勝3敗。一方で2度の故障者リスト入りがあり、戦いは1年間続くという考えは貫きつつも、前半戦は不完全燃焼だったはず。休日の2日間は家族旅行でリフレッシュしたが、すぐに気持ちを切り替えた。
 14日は球場で練習、15日の試合前は20分以上、強めのキャッチボールを行った。「ボールを投げていなかったので肩は軽い」。次回19日(日本時間20日)のアスレチックス戦の先発に向け、じっくり調整した。
 けがに泣かされ、プレーオフで登板機会を与えられずに終わった昨季の悔しさは大きかった。重要な場面で結果を残して初めて、その雪辱を果たしたことになるのだろう。(共同)

続きを表示

2010年7月16日のニュース