誰かが誰かのミス補う…ヤクルト初の6連勝

[ 2010年7月16日 22:21 ]

今季初の6連勝を喜ぶヤクルトナイン。左端は左飛に倒れた阪神・金本

 【ヤクルト3―1阪神】ヤクルトは攻守で誰かが誰かのミスを補った。

 1―1の六回2死一、二塁。無死二塁から飯原の犠打失敗でしぼみつつあった好機を、最終的に相川の勝ち越し2点三塁打でものにした。
 相川は2球目に空振りしていたフォークボールに短く持ったバットで体勢を崩しながら食らいつき、右翼線に飛球で落とした。しかも2ストライクからと勝負強さが際立つ内容だった。
 相川は「(右から左に吹いた)風が助けてくれた。ラッキーしかない」と照れつつ「打ち取ったのが安打になると、相手は踏ん切りがつきづらいから」。阪神に与えたダメージの大きさには満足感を漂わせた。
 守りでは石川だ。二回までに藤本の計3失策で足を引っ張られた。だが、一つも失点には結び付けず「だからこそ点を与えたくなかった」と胸を張った。
 勢いにしぶとさや粘りも加わっての6連勝。最大19あった借金を1けたに減らした。小川監督代行は「ミスを補おうとする気持ちが一つの大きな力になる」。上位との対戦が続く連戦で、本物になりつつあるチーム力に自信を深めていた。

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2010年7月16日のニュース