「お兄ちゃん戻ってくるまで…」新井３安打

＜神・中＞５回２死二塁、城島の振り逃げで送球が乱れる間に生還した新井

　【阪神７－１中日】阪神・４番の新井がチェンを攻略し、チームは２位に浮上した。

　まずは１点を追う４回だ。２死一塁から中前打を放つと送球間に二塁へ激走。城島の逆転打を導くと、５回２死満塁では右越えに３点二塁打。昨年３敗を喫した天敵を打ち砕いた新井は「チームとしてもやられていたし、攻略したのは大きい」と笑顔を見せた。兄と慕う金本は右肩痛で連続試合フルイニング出場が１８日にストップ。以来、４番を任された３試合で１２打数２安打と苦しんだが、この日は３安打３打点。お立ち台では「お兄ちゃんが戻ってくるまで、しっかり頑張ります」と声を弾ませた。

　▼阪神・フォッサム（５回を３安打１失点で先発２試合目で来日初勝利）家族が来てくれていたし、勝てて良かった。メジャー１勝目の時と同じで、忘れられない１勝になった。
　▼阪神・スタンリッジ（この日１軍登録。７回から登板し、１回無失点デビュー）本当に楽しかった。少しでもケーシー（フォッサム）の勝利に貢献できて良かったよ。

　≪メッセンジャー２軍合流≫２軍降格となった阪神のメッセンジャーが２３日、鳴尾浜球場で２軍練習に合流した。この日はブルペンに入らず、キャッチボールなど軽めの調整。「モチベーションは落ちていない。一度リセットして自分のピッチングを取り戻すことに専念する」と話した。今後は４月いっぱいは実戦に登板せず、投げ込みを中心に復調を図っていく。