新球が…川上、無欲のマウンドも結果伴わず

[ 2010年4月24日 10:51 ]

<ブレーブス・メッツ>5回、高橋(右)に左前打を許したブレーブス・川上

 【ブレーブス2―5メッツ】懸命の投球も流れを引き寄せきれなかった。ブレーブスの川上が3度目の先発で6回6安打3失点。「欲は出さない。ただ、試合をつくりたい」と強い意志で立ったマウンドだったが、1―0の5回に同点本塁打を浴びた。6回は2連続三塁打などで2点を許し、またも今季初勝利を逃した。

 前回登板のロッキーズ戦では初回に先制を許し、ヒメネスの無安打無得点試合の引き立て役に回った。反省を生かして3回には無死一塁できっちり犠打を決めて先制点につなげたが、中盤に自ら崩れた。
 今季はいままでの直球の代わりに、ほとんどの場面でツーシームを投げて微妙な変化をつけている。この日はその球を5回に本塁打され「コースが狙えなかった」と反省。新球を1試合ずつ微調整しながら2010年型投球を完成に近づけている段階。「改善して、いいものを残していけばいい」と課題を口にした。
 4回からは高橋との投げ合いが実現。打席では三振に倒れ、5回には逆に安打を許した。メジャー初勝利を挙げた高橋に「彼は楽しんで投げているのが見えた」。自身と対照的な結末に苦笑いを浮かべた。(共同)

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2010年4月24日のニュース