涌井155球熱投も…満塁弾など6失点

[ 2010年4月24日 06:00 ]

<オ・西>8回裏(オ)2死、満塁、前田大に左越えに1号満塁ホーマーを打たれガックリの涌井

 【西武0-6オリックス】西武の涌井が今季最多の155球の熱投も、打線が毎回の12三振で今季2度目の零敗を喫した。

 初回に中村が3試合連続失策でピンチを広げると、涌井の暴投で先制点を献上した。涌井は8回に満塁弾を浴びたが7回までは抜群の出来だっただけに、余計に悔やまれた失点だった。渡辺監督は「結果的に初回のミスが痛かった。いろんな部分でワク(涌井)を助けてあげられなかった」とかばったが、今季は6試合中5試合で先制を許しており、カードの初戦を投げるエース同士の投げ合いで後手に回る展開が多い。潮崎投手コーチも「内容は最高」と称えた投球だっただけに、次回登板では先制点を与えない投球が求められる。

 ≪涌井の被満塁弾は8本目≫涌井(西)の満塁被本塁打は入団1年目の05年から2、3、1、1、0、1と6年間で通算8本目。満塁被本塁打の最多記録は金城(巨)の10本だが、8本以上は史上15人目(パ8人目、球団初)。現役では工藤、西口(ともに西)、下柳(神)の各6本を上回る最多本数だ。なお、歴代最多の金城が8本目を打たれたのは実働12年目となっており、涌井は倍のペースで打たれている。

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2010年4月24日のニュース