松井秀、安打も打点も大台へあと3

[ 2010年4月24日 17:13 ]

 【エンゼルス6―4ヤンキース】松井秀がこの日唯一放った右前打が、古巣ヤンキースに競り勝つ流れをつくった。4―4の8回、本格派チェンバレンの速球を狙い打ちし、続くモラレスが2点本塁打を高々と右越えに運んだ。

 松井秀は「甘い球が来た。力負けしないように考えていた」と謙虚な言い回しだったが、ソーシア監督には4番打者の無死からの出塁が大きな突破口になった。「相手に重圧をかけることは重要」と俊足ウィリッツを代走起用。右腕の集中力をそぐ作戦が的中した。
 松井秀はメジャー通算1000安打にあと3本としたが、日米通算1500打点は残り3のまま。一、三塁に走者を置いた1回と3回の打席はともに腰の入ったスイングができず「うまく打たされた」と苦笑した。
 ただ、前回の敵地ニューヨークでの対戦では力の差を痛感させられた難敵から、3連戦の初戦を取った。「こういう試合を取るのは大事」という声には張りがあった。(共同)

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2010年4月24日のニュース