ラミ神話続行!打てば負けない14連勝

[ 2010年4月24日 06:00 ]

<巨・広>1回2死一塁、左越えに先制2ランを放ったラミレスはベンチ前でお決まりのパフォーマンスを見せる

 【巨人10-4広島】ラミちゃんが打てば負けない。新たな神話が継続している。巨人・ラミレスが初回にリーグ単独トップの8号2ラン。昨年9月11日の広島戦(マツダ)から一発を放った試合でチームが14連勝となった不動の4番は「自分が打って負けてないのは凄く気分がいい」と満足そうにうなずいた。

 初対戦となったスタルツの出はなをくじいた。初回1死一塁。2ストライク2ボールから高めに浮いたスライダーを左中間席に運んだ。相手左腕が序盤に投じた唯一の失投を叩いた初回の一撃に「最初の対戦では難しいところがある。先制のホームランはチームにとってもよかった」と胸を張った。8回は先頭で左翼線二塁打を放ち、一挙5点のビッグイニングを演出。「自分のスイングを心掛けた」と笑った。

 巨人移籍3年目。過去2年は打点、打率のタイトルを獲得しているが、今年は本塁打王を目標に掲げた。バットの重さを昨年までの910グラムから920グラムに変えたことで、ウエートトレの量も増やした。例年、春先に風邪をひいているが、今年は暖かい日でも厚手のジャケットを着用するなど自己管理も徹底しており、体調は万全。8本塁打、28打点に比べ、過去5試合で19打数2安打に低迷するなどして打率・229も「シーズンは長いからまったく意識はしていないよ。3割以上は打てる」と自信をのぞかせた。

 チームは打者5人が打点をマークするなどして10点を奪って大勝。今季2度目の3連勝で貯金は最多の7となった。同カードは開幕から無傷の4連勝。明るく、陽気なラミレスが、不敗神話とともにチームをリーグ4連覇と日本一連覇に導く。

続きを表示

2010年4月24日のニュース