台湾野球八百長初公判 中込被告が罪状一部認める

[ 2010年4月24日 03:06 ]

 台湾のプロ野球八百長事件で、賭博罪と詐欺罪で起訴された元阪神投手の中込伸被告は23日、台北県板橋市の裁判所で開かれた初公判で、起訴内容の一部を認めた。台湾の中央通信社が伝えた。

 起訴状によると、台湾の球団「兄弟」の監督を務めていた中込被告は、賭博グループの要求に応じ、2008年から09年までの5試合で八百長に協力する投手を登板させるなどし、計150万台湾元(約450万円)を受け取ったとされる。初公判で中込被告は、このうち09年9月の1試合で八百長に協力、20万台湾元を受け取ったことを認めた。
 ただ、八百長に協力したのは、暴力団に脅されていた選手を助けるためだったと弁明し、積極的な関与は否定。「罪を認めて、早く日本に帰りたい」と語ったという。(共同)

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2010年4月24日のニュース