二塁打イチ撃!イチ盗塁も奪った!

[ 2010年3月12日 08:39 ]

ジャイアンツ戦の1回、生還したフィギンズ(9)とタッチするマリナーズのイチロー

 【マリナーズ6―2ジャイアンツ】11日にアリゾナ州スコッツデールで行われたオープン戦で、マリナーズのイチロー外野手は「1番・右翼」で出場、4打数1安打1盗塁だった。内容は右翼線二塁打、投ゴロ、二直、左飛で5回の守備から交代した。チームは6―2で勝った。

 ≪守備でも魅せまくり!≫痛烈な打球が一塁線をあっという間に抜け、イチローは悠々と二塁へ達した。プレーボールから2球目、甘く入った直球を十分に引きつけて振り抜く。2年連続でサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたリンスカムからの一撃だ。
 安打はこの1本だけだったが、打撃全体の内容はいい。2打席目のセンター返しはリンスカムの好守に阻まれ、3打席目は鋭い打球が二塁手の正面を突いた。いろいろな球種とコースをさまざまに打ち分けたことには「意図的にやっていることではない」。体が勝手に動いて、ヒット性の打球が増えている。
 守備では1回、地面すれすれの低いライナーをすくい取り、2回は半身の体勢でファウルを好捕した。走塁でも1回、二塁走者で2番フィギンズとの重盗に成功。「ほっておいても全然大丈夫ですから」とは相棒フィギンズについてのコメントだが、それはピッタリ自身にも当てはまる。
 キャンプもそろそろ中盤へ。イチローがいつも通り、順調な仕上がりだ。(共同)

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2010年3月12日のニュース