上原1回2K無失点

[ 2010年3月12日 12:11 ]

 【オリオールズ3―8ツインズ】11日にフロリダ州フォートマイヤーズで行われたオープン戦で、オリオールズの上原浩治投手は1―5の5回から4番手で登板し、1回を三者凡退で抑え、2三振を奪った。チームは3―8で敗れ、上原に勝敗はつかなかった。

 ≪少し不満そうに…≫ベンチに戻るとき、少し不満そうに帽子のひさしを上げ、汗をぬぐった。オープン戦だからこそ、好結果でも納得できないことがある。オリオールズの上原は11日のツインズ戦で1回を三者凡退、2三振を奪う好投にも「自分のピッチングをすることが課題だから、過去2回よりは納得していない」と話した。
 3度目のオープン戦はフォークボールの制球を意識した。先頭の右打者ハーディ、2死から左打席のトルバートをともにその決め球で空振り三振。だが「あんまり落ちなかった」と自分に厳しい。一方で「よく落ちたボールは、見送られた。腕の振りを真っすぐと一緒にすれば、(空振りを奪えるという)手応えが見えた」と、収穫も見いだした。
 この日はバスで往復3時間の移動。「それで試合(での出場)は5分ですからね。しんどい。でも、慣れていかないと」。今季は救援での起用を通達された。登板日程がきっちり決まる先発とは違い、どんな状況にも対応する必要がある。「シーズンに入ったら、どこで投げるか分からない。いつでも行ける準備だけはしていかないと」と心構えを新たにしていた。(共同)

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2010年3月12日のニュース