横浜 11K+ミス+淡泊攻撃でまだ勝利なし

[ 2010年3月12日 06:00 ]

<横・日>またも勝てなかった横浜・尾花監督はベンチで渋い表情を見せる

 【横浜0-0日本ハム】横浜がまた勝てなかった。オープン戦7試合を消化して12球団唯一未勝利だ。

 「未勝利?試合だから仕方ない」と振り返った尾花新監督だが、勝てるチャンスはあった。0―0の6回の攻撃は四死球で無死一、二塁も9番・大西が3球連続バント失敗して三振。続く野中もバント失敗後に見逃し三振。早川も中飛で好機をつぶしたとあって指揮官は「終盤にきっちり送るところを決めてくれないと」と苦い表情だ。

 昨季はリーグ3位の128本塁打の一方でチーム打率・239、497得点、51盗塁は12球団ワーストだった。尾花監督は就任以降「安打1本で1点」を目標に掲げて、キャンプから走塁、犠打など小技の練習を繰り返して意識改革に取り組んできた。バント失敗に加えて4回は右前打の野中がけん制死。打線は11三振とミス+淡泊では得点力は上がらない。

 選手会長の村田は「ベンチの雰囲気が沈むのが心配だけど方向性としては間違っていない」と前を向いた。たかがオープン戦だが、されどオープン戦。残り8試合。まずは1つ勝つことで、きっかけをつかみたい。

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2010年3月12日のニュース