ダル“唯一の課題”クイックを修正

[ 2010年2月12日 06:00 ]

ブルペンで投球練習を行うダルビッシュ

 日本ハム・ダルビッシュが苦手のクイックを修正した。昨季は投球動作に入ってから球がミットに届くまで1秒31だったが、この日は投手陣の目標タイムである1秒25に大幅短縮。

 負けず嫌いの右腕は「周囲が勝手にタイムを計っているだけ。別に何も変えてない」とそっけないが、昨季は盗塁を24度試みられて19度の成功を許した。女房役の鶴岡から「あれだけ走られれば、さすがにクイックをやるでしょう」と指摘された唯一の課題だった。
 厚沢投手コーチも「(クイックは)下半身が使えていたし、これ以上求めるものはない。二重丸の合格点」と絶賛すると、投球自体にも「この時期としては過去最高」と太鼓判を押した。今キャンプで初めてカットボールも試し、これで全球種解禁となった。「直球もカットも凄かったね」と梨田監督。既に開幕投手に指名されているエースに死角は見当たらない。

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2010年2月12日のニュース