雄星 9時間移動何の!!志願の106球

[ 2010年2月12日 06:00 ]

ブルペンで投げ込む雄星

 卒業テストのため8日から岩手に戻っていた西武・雄星が、再び宮崎・南郷入りした。約9時間の長時間移動となったが、早速、誰もいない室内練習場へ直行。志願してブルペンに入り106球の投球練習を行った。

 「やっと帰って来られたという感じです。高校の監督さんやお世話になった人たちに会えたので良かった。また新たな気持ちでやっていきたい」。2日間で7教科のテストを終えた雄星は前日に散髪し、引き締まった顔つきで心境を語った。

 この日は午前8時に花巻を出発し、新幹線と飛行機を乗り継いで日本列島を縦断。午後5時すぎに疲れ切った表情でホテルに到着した。首脳陣から「休むか」と聞かれたが、すぐにユニホームに着替え、キャッチボールで肩を温めるとブルペンへ。ビデオ撮影をしながらの投球に「ちょっと投げ過ぎかなとは思ったんですけど、納得できる球があったので。ちょっとずつですけど(いい感覚が)戻ってきていると思います」。テストの合間にはネットスローなどでフォーム固めに励み、高校時代のDVDを見て、腕の位置が高くなりすぎている点を確認。その成果を口にした。

 12日から全体練習に合流する。「多少焦りというか、早くしなきゃというのはあります。ハイペースでやりながら力まないで調整したい」と今後はペースアップすることを宣言した。雄星は14日にもフリー打撃に登板し、実戦に備える。

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2010年2月12日のニュース