少年野球めぐる訴訟…赤星さんに「賠償責任なし」

[ 2010年2月12日 18:17 ]

 元阪神タイガースの赤星憲広さんが理事長を務める少年野球チームの元選手が「総監督に暴行された」などとして赤星さんらに計約320万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は12日、請求を棄却した。

 判決理由で浅井隆彦裁判官は「元選手は総監督の謝罪を受け入れており、賠償責任はなくなった」と指摘。「強豪校の入学内定を無断で断られた」との主張も「内定取り消しは、成績が基準に達していなかったためだ」と退けた。
 判決によると、元選手は中学生を対象にした「レッドスターベースボールクラブ」(兵庫県芦屋市)に在籍。2007年6月、JR新大阪駅に停車中の新幹線の車内で総監督から顔を殴られるなどした。また、同年9月に総監督から「強豪校への推薦がなくなった」と告げられた。

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2010年2月12日のニュース