速い!荻野貴 快足で開幕スタメン猛アピール

[ 2010年2月12日 06:00 ]

快足が自慢の荻野貴

 ロッテのドラフト1位・荻野貴が、首脳陣の度肝を抜く快足を披露し、開幕スタメンを猛アピールした。

 50メートル走5秒6の「足」がベールを脱いだのは、全員が右打ちやバントを徹底したケース打撃。ルーキーは無死二塁で指示に反する遊ゴロを打ってしまった。やや緩い当たりで二塁走者は三塁へ進塁。捕球した西岡は三塁をチラリと見ただけで一塁へ送球したが、荻野貴はそれより早く一塁を駆け抜けたのだ。

 西岡が「エッ!?」と驚き、周囲も「オオッ、速い!」と感嘆の声を上げたのも無理はない。右打者が平凡な遊撃正面へのゴロで内野安打。プロでは見るはずのないシーンだ。次の1死一、三塁では一塁前に強めのスクイズを成功させ、これも内野安打にしてしまった。

 荻野貴は「足しか取り柄がないんで」と淡々と振り返ったが、現役時代に盗塁王4度の西村監督は「相手が少しでも油断したらセーフになる。相手にプレッシャーをかけられるし、うらやましい足ですよ」と目を細める。昨秋のドラフトでは球団として花巻東・雄星(西武)の1位指名を公言しながら指揮官の意向で方向転換。昨季までの中堅・早川が横浜にトレード移籍したのも荻野貴の獲得に成功したためで、機動力野球を掲げる西村野球の申し子として期待は大きい。

 俳優・高嶋政宏似と言われることも多く、西岡との1、2番でイケメンコンビ結成が有力だ。西村監督、西岡と同様にプロ入り後のスイッチヒッター転向も検討されており「そうなれば理想」と指揮官。荻野貴は「まだまだです。バントも一発で決められなかったし、きっちり決めないと使ってもらえない」と満足せず、一番最後まで居残り練習に取り組んだ。

 ◆荻野 貴司(おぎの・たかし)1985年(昭60)10月21日、奈良県生まれの24歳。小4から野球を始め、郡山では3年夏の奈良大会準優勝が最高。関学大では遊撃手でベストナイン5回。4年春にリーグ新記録の17盗塁。トヨタ自動車では08年に日本選手権優勝、社会人ベストナイン。09年は都市対抗3回戦で5安打するなど打率・364をマークし準優勝。1メートル72、75キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「大谷翔平」特集記事

2010年2月12日のニュース