野茂氏 臨時コーチで愛着「カープを応援したい」

[ 2010年2月12日 06:00 ]

小松にアドバイスをする野茂臨時コーチ(左)

 広島は沖縄1次キャンプを打ち上げ、6日から臨時コーチとして合流していた野茂英雄氏もナインに別れを告げた。

 「チーム自体に元気があったし、練習量も多いし、いい1日を過ごしていた。今まではかかわりがなかった球団だけど、選手を細かく見て愛着が出てきた。今年1年間、カープを応援したい」。そして最後に伝えたものは「気」の重要性だった。この日の紅白戦をネット裏で観戦。イニングの合間にはベンチまで出向き、マウンドを降りてきた投手に順次言葉を贈った。小松に対しては「全部三振を取るつもりで行け。気持ちで負けるな」。さらに岸本には「フォームの中で、体全体を使って打者に向かって行け」。88年ソウル五輪日本代表時代からの友人という縁で臨時コーチを要請した野村監督も「野茂コーチのいい影響がこの先、出てくるでしょう」と感謝していた。

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2010年2月12日のニュース