西武も名乗り!ハム退団濃厚スレッジ争奪戦

[ 2009年11月15日 06:00 ]

西武が獲得に乗り出す日本ハム・スレッジ

 西武が日本ハムとの交渉が難航しているターメル・スレッジ外野手(32)の獲得に乗り出すことが14日、分かった。

 今季で契約の切れるスレッジは現在米国に帰国中だが、条件面などで折り合わずこのまま退団する可能性が濃厚。球団関係者は「調査は続けています」とし、日本ハムとの交渉の進展具合を見ながら正式なオファーを出すかを検討する。
 左の大砲獲得を目指す西武は、すでにオリックスのタフィー・ローズ外野手(41)の調査を開始。また秋季キャンプ中には、同じく左打者で元フィリーズのピート・ラフォレスト捕手(31)の入団テストも行った。楽天とのCS第2ステージでMVPを獲得したスレッジには横浜、ソフトバンクなども興味を示しており、獲得競争への参戦となる。
 西武では昨年、ブラゼル(現阪神)が121試合で4番を務めた。しかし27本塁打を放ち、日本一に貢献した主砲は同年限りで退団。今季は中村が126試合で4番を打った。48本塁打、122打点で2冠王に輝く申し分のない活躍をしたが、クリーンアップの理想は「右、左、右」。昨年のように、中島と中村の間に左の長距離砲を挟むことで破壊力が増すと球団側は考えている。
 スレッジ側は今季の年俸1億3500万円から年俸2億円以上での複数年契約を望んでいるとされるが、「マネーゲームはしない」と表明している日本ハムとの交渉が難航するのは必至。12月になれば自由契約の立場となるため、西武を含めた他球団も接触、交渉が可能になる。屈辱のBクラスから日本一奪回へ、工藤を獲得した中継ぎ補強とともに、助っ人大砲獲りへも本腰を入れる。

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2009年11月15日のニュース