おじさんは元ドラ2 東北福祉大MAX148キロ右腕で8強

[ 2009年11月15日 06:00 ]

初回、先制のホームを踏んだ阿部(7)をハイタッチで迎える東北福祉大ナイン

 第40回記念明治神宮大会が14日に開幕し、大学の部1試合、高校の部2試合が行われた。大学の部では2年連続23度目の出場となった東北福祉大が3番手・中根佑二投手(2年)の好救援もあり、5―4で初出場の函館大を振り切った。高校の部では高岡商(北信越)、今治西(四国)が2回戦に駒を進めた。15日は高校の部2試合と、この日順延となった大学の部2試合が行われる。

 <東北福祉大>函館大の追撃を振り切り、8強入りを決めた。試合を締めたのは最速148キロ右腕の2年生・中根だ。2点リードの9回無死一、二塁から3番手で登板し犠打と遊撃内野安打で1点差。さらに盗塁で1死二、三塁のピンチを背負った。しかし、キレのある直球とフォークで、1番・小野、2番・佐藤統を2者連続空振り三振とピシャリ。「緊張して“ヤバイな”と思ったけど、負けたら終わりなので必死に投げました」と笑顔を見せた。
 88年に近鉄ドラフト2位に指名され、横浜でも活躍した中根仁・現湘南打撃兼外野守備走塁コーチのいとこで、仙台育英ではヤクルトの由規と同学年。準優勝した前回大会は準決勝の早大戦で先発し、6回途中無失点と斎藤(3年)と互角に投げ合った。「由規とは今はまだ差が大きい。でも大学で本当のエースになり、いつかプロに入って抜かしてやります」と鼻息は荒かった。

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2009年11月15日のニュース