堅守のはずが…初出場の嘉手納ポロポロ6失策

[ 2009年11月15日 17:09 ]

 【明治神宮大会高校の部準々決勝 嘉手納6―7大垣日大】「九回2死満塁でエースの3番・池原の大飛球が、背走した中堅手のグラブに収まり、1点差に迫った反撃が終わった。

 「これだけエラーが出たら負けますよ」。嘉手納の真玉橋監督は惜敗に苦笑した。初出場で制した九州大会は4試合中3試合で無失策だったが、この日は六つ。慣れない人工芝は球の弾み方が異なり、持ち味の堅守に狂いが生じた。
 池原と4番の捕手、真謝は地元の嘉手納中出身で、一昨年の全国中学校体育大会の軟式野球で優勝。呼吸抜群のバッテリーにとって、2年ぶりに臨んだ全国規模の大会は苦い思い出となった。
 二回に先制アーチをバックスクリーンへ放り込んだ真謝は敗戦後、主将として「目標は一つ。全国制覇を目指す」と誓い、真玉橋監督は「来年の予行練習はできた」と言った。秋の雪辱は、出場が確実な来春の甲子園でする。

続きを表示

2009年11月15日のニュース