プロも注目!帝京140キロトリオの一角 11奪三振完投!

[ 2009年11月15日 13:23 ]

完投勝利を挙げた帝京の鈴木

【明治神宮大会高校の部準々決勝 帝京6―3北照】「先発と言われたら9回投げきるのが自分の役割です」。帝京の右腕鈴木が140キロ前後の直球と鋭く落ちるスライダーで11奪三振3失点完投。エースナンバーを背負う意地を見せた。

帝京は鈴木を含め、山崎、伊藤とプロも注目する140キロ超の直球を誇る本格派投手を3人かかえる。鈴木は「秋季大会で拓郎(伊藤)が結構投げて、世間の目は拓郎にいっていると思うけど、自分がエースナンバーをつけているので譲りたくない」と今夏甲子園で一年生としては最速148キロをマークした後輩に強烈なライバル心を燃やした。
その一方で「拓郎と山崎がいるから最初から思い切りいける」。全国屈指の“投手王国”は、対抗心と信頼感で切磋琢磨を続ける。
 13日に前田監督の父、清忠さんが死去した。選手には一切伝えていないという指揮官は「91歳でしたから、そういうものは覚悟していた」と話し、夕方から行われる納棺のため千葉県内の実家に向かった。

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2009年11月15日のニュース