黒田 故障以来初ブルペンで「試合意識した調整」

[ 2009年10月11日 06:00 ]

首の故障以来初のブルペンに入りハウエル・ブルペンコーチらにシャドー・ピッチングを見せる黒田

 首痛からの復帰を目指すドジャースの黒田は9日、9月末に故障して以来初めてブルペンで投球練習を行った。セントルイスは気温10度と寒く、全力ではなかったが、変化球を交えて20球を投じ「試合を意識した調整ができるようになった」と表情は明るかった。11日(日本時間12日)に2度目のブルペン投球を行い、ロサンゼルスに戻って、実戦形式の打撃練習に登板する予定。16日(同17日)からのリーグ優勝決定シリーズに間に合う計算だ。

 黒田に登板チャンスが巡ってくるかは、地区シリーズ突破にかかっている。突破に王手をかけて迎える10日(同11日)の第3戦に向け、トーリ監督は「2勝0敗としているからOKと甘い気持ちで臨んだらやられる」とし、カ軍主砲プホルスについても「彼にだけはやられないようにしたい」と1、2戦同様の徹底マークを宣言した。(奥田秀樹通信員)

 <カージナルス 監督がゲキ!「怒りはエネルギー」>ドジャースに連敗で後がなくなったカージナルスのラルーサ監督は「負けてがっかりしていたら力が抜ける。怒りはエネルギーを生む。クールになり過ぎたら駄目だ」と選手にゲキを飛ばした。また指揮官は防御率リーグトップのカーペンターを中3日で第4戦、最多勝のウェインライトを第5戦に先発させることを示唆。過去、ナ・リーグの地区シリーズで連敗後の逆転突破はないが、第3戦に勝って2枚看板につなぎたいところだ。

続きを表示

2009年10月11日のニュース