マー君14勝…松坂超え高卒3年目514K

[ 2009年9月19日 06:00 ]

<楽・ロ>3回、同点に追いつかれた田中将大は悔しそうにベンチに戻る

 【楽天9―5ロッテ】苦しんで手にした14勝目だった。田中は兄貴分の日本ハム・ダルビッシュをまねるかのように、プロ初となるノーワインドアップでの投球。「勢いがつくので。まだ完成された投手じゃないし、いろんなことを試しながらやってます」。初回は3者凡退。しかし「途中からバランスが悪くなった」と、3回に3安打を集中され一時は同点に。7回には福浦に一発を浴び、4失点で降板した。

 シーズン終盤での疲労も考慮し、ここ数試合はセットポジションでの投球を続けていた。「あまり(内容が)良くない。心配だわね」という野村監督も「もう一踏ん張りしてほしい」とCS争いの中での奮闘を願った。
 ただ、そんな状態でも10三振を奪い、プロ通算514K。高卒3年目までの奪三振数で松坂(西武)の509個を抜いた。「試行錯誤は悪いことじゃない。新しい自分を見つけられるかも」。苦しい中で結果を出す。それが成長にもつながると田中は信じている。

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2009年9月19日のニュース