6回ビッグイニング!楽天、CSマジック再点灯 

[ 2009年9月19日 17:25 ]

ロッテに大勝し、お立ち台で笑顔を見せる楽天の草野(左)と佐竹

 【楽天10-4ロッテ】明確な目標があるチームと、そうでないチームの差か。楽天は六回に一挙8点を奪い、低迷するロッテに勢いの違いを見せつけた。4位西武とのゲーム差は4に。1週間ぶりに、クライマックスシリーズ(CS)進出へのマジックナンバーが点灯した。

 五回に2点を先行したが、直後に四球絡みの失点で追い付かれた。相手の先発は、これまで通算4勝0敗と楽天を得意にしている唐川。山崎武が「負ける要素もたっぷりあった」と振り返る嫌な展開だったが、その主砲が猛攻の口火を切る。
 六回先頭で打席に入った4番打者は、ファウルで粘った末の9球目を左翼線へ二塁打。後続が安打と死球でつなぎ無死満塁とすると、草野が2番手川崎から2点適時打を放って勝ち越した。その後は野選に暴投、失策とロッテがミスを連発。労せず大量点をもぎ取った。
 残り18試合でマジック13。あと13勝すれば、勝率で西武など3球団を下回ることはない。初のCS進出という悲願達成は、着実に現実味を増してきている。「13か。減ったね。1けたになれば、スパートがかかる」と野村監督。威勢のいい発言を控えてきた指揮官にも、欲がのぞいてきた。

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2009年9月19日のニュース