糸数プロ初完投勝利 日本ハムあと「11」

[ 2009年9月19日 17:19 ]

9回日本ハム1死満塁、森本が左中間に走者一掃の決勝三塁打を放つ

 【日本ハム4-1オリックス】伏兵の131球が、台所事情に苦しむ日本ハム投手陣を救った。3年目の糸数が初の完投勝利。最後の打者となった日高のフェンス際の右飛に「本塁打かと思った。捕ってもらって、ほっとしました」と苦笑いした。

 真っすぐを主体に、攻めの投球を貫いた。5安打1失点。ローズに対しても内角勝負をいとわない。「これまでは変化球でかわして失敗していた。真っすぐあっての変化球ということを見直した」。試合前、捕手の鶴岡に、真っすぐ中心でリードを組み立てるようお願いしていた。
 9連戦の真っただ中。フル回転していた救援陣の疲労はピークに達している。「糸数にとっても、チームにとっても、先のことを考えると大きな1勝」と梨田監督が喜ぶのも無理はない。24歳の右腕が好投したおかげで、救援陣は久々の休養となった。
 6月30日にプロ初勝利を挙げて、この日でようやく3勝目。優勝マジックもひとつ減って11となった。「少しでも貢献できて良かった」と糸数。伸び盛りの才能が、また1人、大きな自信を手にした。

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2009年9月19日のニュース