延長11回スレッジ弾、稲葉も16号でM12

[ 2009年9月19日 06:00 ]

<オ・日>7回2死一、二塁、右中間3ランを放つ稲葉篤紀

 【日本ハム7―6オリックス】2戦連続無安打と苦しんでいた日本ハム・スレッジの意地の一発だった。延長11回、4時間近くに及ぶ激闘に決着をつけた主砲は「毎打席、前を向いて、引きずらないでいけたのが良かった」と安どの表情で振り返った。

 岸田にタイミングを外され、ここまで3三振を喫していた。それでも11回の先頭で、岸田から代わった金子の2球目のカーブをフルスイング。「抜けたカーブは長打になる。強く球を叩こうと考えていた」。打球は左中間に飛び込む決勝の22号ソロとなった。
 優勝マジックを12とし、2位ソフトバンクとのゲーム差は4・5。札幌から大阪への長距離移動、そして延長戦の疲れも吹き飛ばす一打に梨田監督も「岸田には全くタイミングが合ってなかったけど別人みたいだったね」と助っ人をねぎらった。いよいよ、優勝の2文字が近づいてきた。

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2009年9月19日のニュース