ソフトバンク連敗脱出!「気持ちですよ」と小久保

[ 2009年9月19日 17:06 ]

6回ソフトバンク1死二塁、小久保が左前に適時二塁打を放つ

 【ソフトバンク6-1西武】主将の執念が乗り移ったように、左翼への飛球はスタートが遅れた外野手が取り損ねて転がった。小久保は「気持ちですよ、この時期は」と言う。ソフトバンクが1点リードの六回1死二塁。試合前まで通算30打数3安打と苦手の岸から放った意地の適時二塁打が、流れを大きく引き寄せた。

 序盤は重苦しい展開だった。チームは3連敗中で、相手先発には一昨年9月から6連敗中。三回1死満塁で川崎が併殺打に倒れ、その裏に本塁打で先制された。小久保も「アカンと思った」と振り返る。そこからの逆転勝利だった。
 本塁打と犠飛で2―1とし、六回は先頭の川崎が「岸君の球はなかなか打てない」と、絶妙なバント安打で出塁。リーグトップタイの41盗塁となる二盗も決め、小久保の一打を呼び込んだ。
 日本ハムの優勝マジックが1けたに近づきつつある中、負けられない試合が続く。「あと13勝。それを言い聞かせて寝ます」。チーム最年長、37歳の小久保はそう言って自分を鼓舞した。

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2009年9月19日のニュース