ブラゼルが1イニング2発!阪神では掛布以来4人目

[ 2009年8月26日 20:53 ]

 阪神のブラゼル内野手が26日、横浜17回戦(横浜)の5回、1イニング2本塁打をマークした。セ・リーグでは2006年のラロッカ(当時ヤクルト)以来、3年ぶり9人目(10度目)。阪神では1982年の掛布以来、4人目。

 【阪神9-3横浜】0―1の五回、阪神の長い攻撃が終わると、スコアボードに「9」がともった。打者12人の攻撃で大量9点。2007年6月16日のロッテ戦以来となる1イニング9得点で大勢を決めた。

 先頭打者の一発が猛攻の合図だった。「打てる球が来たら積極的にいこう」と、ブラゼルが同点弾を中越えに運ぶ。下位打線の3連打で無死満塁とし、ここで真弓監督が動く。「満塁にして最初の打者で勝負じゃないと重たくなる」。代打・高橋光の犠飛で勝ち越した。赤星、鳥谷も連続適時打で続き、最後は1死一、二塁からブラゼルがこの回2発目の3ランで締めた。

 実は1本目の後、ブラゼルに第1子誕生の知らせが入った。「野球の神様が見ていてくれた。一生この日を忘れない」。米国で生まれた長男に届けとばかりに、高々とアーチを2本も放った。

 今季初の4カード連続の勝ち越し、4日からの長期ロード勝ち越しも決めた。3位ヤクルトとは6・5ゲーム差。ツバメの背中が視界に入ってきた。

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2009年8月26日のニュース