“夏男”の季節続く 松井秀、打点量産止まらず

[ 2009年8月26日 13:13 ]

松井秀2安打3打点も…あと一歩届かず

 【ヤンキース9―10レンジャーズ】レッドソックス3連戦で2度の1試合2本塁打を記録し9打点と爆発したヤンキースの松井秀が、レンジャーズをホームに迎えた3連戦の初戦で2本の適時打を放ち、3打点を挙げた。
 まずは1回2死一、二塁で右腕ミルウッドから右翼線へ先制の2点二塁打。内角低めのカットボールを呼び込んで振り抜いた。「速球を狙ってツーシーム系を意識したが、甘いところから入ってきたからね」。いまの松井秀は予想と違う球でも、甘く入れば逃さない。
 5―10の9回無死満塁は右腕フランシスコから右前へ適時打。追い込まれながら、外角高めに浮いたカーブを逃さなかった。打線は勢いづいて1点差にまで迫った。チームは結局敗れ「いい攻撃だったが、残念だった」と悔しがったが、中軸としての存在感を示した。
 16日に腫れの出ていた左ひざの水を抜き「ひざの動きが良くなった」と言うように、下半身の粘り、体の切れが増した。8月は24打点で今季の月間最多。出場したここ10試合で19打点を稼いでいる。23本塁打、71打点はテシェイラに次いでチーム2位。日本時代から“夏男”と言われる松井秀の季節は続く。(共同)

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2009年8月26日のニュース